医学部のある札幌内の大学
北海道内には医学部を設置している大学が3つありますが、そのうち札幌市内にあるのは、北海道大学と札幌医科大学です。
それぞれの大学の偏差値や評判についてご紹介します。
北海道大学
画像引用元:https://www.hokudai.ac.jp/
「北大」の愛称で呼ばれる北海道大学は、北海道札幌市内に本部キャンパスのある国立大学です。
「旧帝国大学」7校のひとつで、1919年に北海道帝国大学の創設に伴い、医学部が設置されました。1949年に新制北海道大学医学部となり、現在に至ります。
全国の国立大学の中で最も多い、文理系合わせて12学部19大学院からなる総合大学で、大学の総面積は全国最大の広さを誇ります。
医学部では、 6年間かけて4つのコースを段階的に学ぶのが特徴。最初の「医学教養コース」では、医学の専門科目だけでなく、文系科目を含めて幅広く履修します。続いて、「基礎医学コース」→「臨床医学コース」→「臨床実習コース」の順に、基礎的な知識の習得から視野を広げ、専門性を高めるカリキュラムへと進んでいきます。
偏差値 | 医学部の偏差値が最も高く、67~68です。 |
倍率 | 2.70倍 |
学費 | 3,496,800円 |
札幌医科大学
画像引用元:https://web.sapmed.ac.jp/
札幌医科大学は、北海道札幌市内にキャンパスのある公立大学です。
1950年に、北海道立女子医学専門学校を前身とした道立大学として誕生した、医学部と保健医療学部の2学部4学科からなる医学系大学です。
全国の医学部の中で初めて、救急医学や脳神経外科学の教室を開設したことで知られています。キャンパスは講義施設の他に、研究施設、リハビリテーション施設などがあります。
偏差値 | 64 |
倍率 | 3.50倍 |
学費 | 3,496,800円 |
医学部に受かりたいなら道内の大学にこだわらない
医学部のある大学は、日本全国に82校あります。
私学で最初の大学医学部が生まれた慶應義塾大学、理科系総合大学として知名度の高い北里大学、山中伸弥教授が所長を務めるiPS細胞研究所がある京都大学をはじめ、東北大学、順天堂大学、東京大学、名古屋大学、大阪大学、近畿大学、香川大学、山口大学、宮崎大学など、道外にも有名・名門大学がたくさん存在しています。
たける
どこの医学部受験も簡単ではない
医学部の難易度はどの大学も非常に高く、毎年競争が激化しています。地方に立地している大学の医学部の中には、偏差値の比較的低い大学の医学部も確かに存在しています。
地域枠などを設けることによって、地元の高校生が有利な条件で受験できるケースもあり、意図的に難易度を下げている大学も見られます。
とはいえ、合格するのは決して簡単なことではありません。大学の難易度だけで判断して甘く見ることのないよう、くれぐれも気を引き締めて取り組んでください。
医学部予備校ってどんなところ?札幌でオススメの予備校も紹介します!
まとめ
札幌で医学部がある大学についてご紹介してきました。
- 北海道大学・・・「旧帝国大学」7校のひとつ。全国の国立大学の中で最も多い、文理系合わせて12学部19大学院からなる総合大学。緑が多い広大なキャンパスで、充実の学びが得られます。
- 札幌医科大学・・・道立の医学系大学。全国の医学部の中で初めて、救急医学や脳神経外科学の教室を開設したことで有名。卒業生の8割以上が地元で就職しています。
- 医学部を目指すなら、道内だけにこだわらず広い選択肢の中から選ぼう
- 医学部の難易度はどの大学も高く、簡単ではない